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ただひたすら書こうと思った事を書くところ

タイトルの通り、のつもり。主に技術的なこと、を書けるようになりたい。そんな大したことないことも書くかも。

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日本におけるSIビジネスの功罪

雑記 キャリア

itpro.nikkeibp.co.jp

なんていうか、自分が感じていた問題点をこれでもかってぐらいズバズバ挙げている対談で面白かったです。

エンジニアと終身雇用は相性が悪い

 私の人事分野の経験と照らし合わせても、終身雇用がIT業界にとってボトルネックになっていることはよく理解できる。

と、まず1ページ目にあり、続いてそのことに対する説明があります。

多くの企業にとって、基幹系などの大規模システムの開発は一時的な仕事だ。製造業などではいったんシステムが稼働したら、5年、10年単位で長期的に使い続ける。開発中には大勢の技術者が必要だが、稼働後は少人数の運用保守担当者だけで済む。ITベンダーなら開発終了後に技術者を他のユーザー企業の開発案件に回せるが、ユーザー企業のIT部門はそういうわけにはいかない。

 仕事が無くなくなっても、日本の法制度では正社員の解雇は容易ではないので、人を抱え続けざるを得ない。ユーザー企業のIT部門なら、IT以外の経理や人事、生産などの部門に配置転換することになる。システム導入によって効率化されたはずの間接部門でも、なかなか人件費を削減できない。

あまり考えてこなかったですけど、
システムが運用に入るとかける人数を減らせるんですよね。
運用してすぐだとそうも行かないでしょうけど。

そうして減らせるはずの人の行き場が、1つの会社の中だけで果たして用意しきれるか。
ユーザー企業のIT部門で、エンジニアとして色々やりたいと思っていたのに、
他の部門に配置転換されますとなると当然ミスマッチングが発生します。*1

ユーザー企業以外のITベンダー側としても

ユーザー企業のシステム化需要には波があるので、余剰人員を抱えられない。システム化需要が盛り上がっているときは、正社員の技術者はフル稼働状態になり、調整弁として下請けにシステム開発を発注する。そうしてこの業界の多重下請け構造が出来上がっている。

と、ここでIT業界の根深い問題である多重下請け構造の話が出てきます。

案件単位で仕事をするのにも関わらず、案件が終わっても人をリリースできないので、
調整しやすい下請けの派遣社員を使用するということでしょうかね。

前にも書いたかもしれませんが、
雇用が流動化するとこの問題の解消の糸口が見えてきそうです。 ただ、終身雇用が主流((過去形かもしれませんが。))な日本では、
離職率で会社を見たり、職場を頻繁に変えることに消極的なひとも多く、
また、それはマイナス評価になることが多いんですよね。

IT業界に関してはそうでもなくなってきてるかもしれませんが、
それでもまだまだ旧来の考えが根強いと思います。

終身雇用して、各エンジニアを全て適正に配置できればいいと思いますけど、
現状は無駄な業務を作ってそこにあてがっている、という印象を受けています。
もっとも、それを全てなくしたとしたら食っていけなくなるひとも出てきそうですが…。

発注側の理解も必要

 公共機関の場合、大規模プロジェクトでは「分離・分割発注」が多くなっている。複数のベンダーに発注して「ベンダーロックイン」を回避しようという公共機関側の意図は分かるのだが、これがくせものだ。

 そもそも、公共機関が作る発注仕様書はあいまいなことが多い。開発が始まってから要件がどんどん膨れ上がることは、民間の事例以上によくある。結果的に稼働が遅れて、利用者である国民・住民の不利益につながってしまう。

このように、公共機関の例があげられています。
しかし、責任を投げて人月単価でただ払う、ということを行うと、
受注側は時間をかければかけるほど儲かるので、
早く効率よく作ろうとはまあ思わないと思います。

特に責任を投げてしまうのは大問題で、
最終的に稼働が遅れたり、
品質が低下したりしたら結局迷惑を被るのは作られたものを使用する人たちとなる。 一般企業ならまだしも、税金を使ってそういうことをされるのは本当に勘弁です。

仕事を生み出している…といえばプラスかもしれない

現状は最適化されているとは言いがたい状況だと思います。
でも、そのおかげで仕事をできている人がいるのも事実かとは思います。

ただ、それらの仕事は本来はなくてもいい仕事です。
現状がずっと続くのならいいですが、
もしそういったものが今後なくなっていってしまったら、
一体どうやって生き残ればいいか。

変化が起こるときは、どうやったって変化には逆らえないと思います。
それであれば、変化にいつでも対応できるように、
研鑽を続けるしかないですね。

現状をきちんと把握できていれば、むしろチャンス

こういった構造がいつ崩れるかはわかりませんが、
エンジニアとしてはいろんな経験が積めるチャンスと言えるかもしれません。

IT業界は他の業界に比べると変化が激しい業界なので、
いかに日本人が変化を嫌うと言っても、避けて通れない変化が起こる日はやってきます。

今のうちに積める経験は色々積んでおいて、
いざその時が来たらいつでも動けるようにしておくといいかもしれませんね。
もっとも、そんなことをする人はそんな日が来なくても動き回っちゃうと思いますけれど。

あんまりまとまりがなくなってしまった…。

*1:配置転換が絶対ダメってわけじゃなくて、そこで得る経験はエンジニアとしても貴重なものだと思います。ただ、配置転換後にエンジニアとしての道を描けるかどうか。

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